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ニキビは潰してはいけません。
潰しても良い段階もあるのですが、
それはきちんとした医療機関でやってもらう必要があります。

つい洗顔の時の勢いや、癖で触ったタイミングで手で潰してしまうと、
手に付いているバイキンなどの刺激で化膿してしまい、
もっと酷い炎症になってしまうことがあります。

また、化膿したニキビを潰すとまわりに菌をまき散らし、
化膿を悪化させてしまうので、そのせいで他の部分にも菌が広がり、
ニキビが余計に増えていくのです。

ですので、どうしても潰したい場合には、
皮膚科などの専門医に潰してもらう必要があります。
自分で潰してしまうと、跡が残る危険もありますので。

今は市販品などでもニキビケア用品などがありますが、
症状をきちんと改善する為には原因をしっかり踏まえた
適切な治療が必要ですので、
実績や経験豊富な医師がいる病院でカウンセリングを受けることをお薦めします。

残念ながら乾燥肌の方でもニキビになります。
過剰に分泌された皮脂や古い角質が毛穴に詰まることが原因でニキビになるため、
皮脂の多そうな油っぽい肌の人がニキビになるというのは分かりますが、
乾燥肌の方も例外ではありません。

乾燥肌の場合、肌再生を助けているターンオーバー機能に異常を与えるため、
肌表面の古い角質が剥がれ落ちずに、硬く厚くなって表皮に溜まっていき、
それが毛穴を詰まらせてしまうためにニキビになってしまうのです。
お肌を乾燥させないようにする事で、
肌機能を正常に整えてニキビを改善・予防する事ができます。

一方で、皮脂の多そうな油っぽい肌の人も大変です。
皮脂の過剰分泌がニキビの原因となるということで、
一日に何度も洗顔したりイオウ配合のスキンケアなどで皮脂を除去するケアを
行っている方もいらっしゃると思いますが、
皮脂には乾燥や紫外線から肌を守る表皮のバリア機能もあるため、
除去するよりも適量分泌させることがニキビを改善に繋がるのです。

以上からもお分かりの通り、
ニキビの原因に関しての知識は意外と知られていないことが多く、
個人で治そうとしても上手くいかないことが多いです。

ですので、
まずは信頼できる病院でカウンセリングを受けて、
ご自身に合った治療方法を見つけて頂ければと思います。

大人ニキビは20代から30代の人ができる事の多いニキビです。
フェイスライン・首・アゴなど顔の下の方や乾燥しやすい場所にできます。

お肌のターンオーバーが上手くいかずに皮脂や角質などが毛穴にたまり、
皮膚に常在しているアクネ桿菌(アクネカンキン)の作用により、
炎症を起こしてニキビになります。

ターンオーバー以外にもストレス・睡眠不足・生理などでホルモンバランスが乱れたり、
油分の多い化粧品の使用、婦人科系の疾病などによって皮
脂が過剰分泌されるなど様々な原因が考えられます。

思春期ニキビは13歳くらいから18歳頃までの思春期にできるニキビの事で顔全体にできます。この時期は男女問わず男性ホルモンの分泌が一時的に高まるため、
男性ホルモンが皮脂腺を刺激し皮脂が過剰に分泌されます。

これにより、毛穴の目詰まりを起こして白ニキビとなってしまいます。
この白ニキビに常在菌のアクネ桿菌(カンキン)やブドウ球菌が増殖して
炎症・化膿を引き起こし、ニキビでも症状の重い赤ニキビとなってしまいます。

大人になると自然と治ることの多い思春期ニキビに対し、
複数の要因が絡まっている大人ニキビはなかなか治りにくく、
治っても再び同じ場所にできやすいという特徴があります。

どちらのニキビにしても悪化するとニキビ跡が残る事がありますので、
まずは信頼できるクリニックで診断を仰いでください。